雇用形態について

現在は雇用形態が多様化する時代だと言われています。一昔前までは、
「大黒柱の男性は正社員として働き、
家庭を守る女性は空いた時間を活かしてパートタイムで働く。」
共働きの夫婦などでは、このようなスタイルが一般的だったかも知れません。

しかし、いまの社会を見渡してみると、もっと多くの雇用形態があることに気付きます。
正社員、パートタイム、派遣社員、アルバイト、契約社員・・・いったいこれらの働き方にはどんな違いがあるのでしょうか？

以下、それぞれの雇用形態について確認しておきましょう。

正社員

雇用期間を定めていない契約です。
終身雇用制度が崩壊した現在ですが、特別な事情がない限り通常は定年まで勤務します。

契約社員

6ヶ月契約・1年契約など一定の期間契約での勤務を前提とする雇用形態です。
企業によっては準社員と呼ぶこともあります。社員登用の前段階として、この雇用形態を取り入れる企業も多く、契約期間や勤務形態・給与などは個人と企業との間で決められます。

派遣社員

働き手が、求人企業ではなく派遣元企業と雇用契約を結び、派遣先企業の指揮命令に従って仕事を行う雇用形態です。いま多くの企業で取り入れられている雇用形態で、出社日や勤務時間などの勤務形態は派遣先によって異なります。

パートタイム

短時間労働者としての契約です。
その企業の通常の所定労働時間よりも短い時間勤務する条件での雇用になります。

アルバイト

1ヶ月・3ヶ月などと期間を定めて雇用される臨時雇用です。
学業などの本業があって、そのかたわら副業的・臨時的に就業します。近年では本業的にアルバイトするフリーターが増えており、また、アルバイトを正社員登用のステップアップとして用意する企業も増えています。

業務委託

雇用契約ではなく、独立事業者として業務を請け負う形態です。
業務量そのものを売買する契約で、例えば保険会社の外交員などがそれにあたります。働き方次第では多額の報酬を手に入れることも可能です。

インターンシップ

学生が一定期間、企業の中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度のことです。雇用・就業のミスマッチを防ぐ為に推奨されている制度です。

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